ヌタウナギはピンチになると
1秒で約1リットルの粘糸を放出する驚異的な技を持っている。
本数にすると約6000本、体内から放出された瞬間膨らむオマケ付き。
この膨大な糸が捕食者のエラにくっつき窒息させる防衛兵器なんだって。
糸の強度と軽さはクモの糸以上で、新素材開発のために研究されているらしい。
食用にもされているヌタウナギ。
車で輸送中に事故で放り出されたヌタウナギが大量の粘糸を放出し
二次災害を起した事件もありましたね。
で、ヌタウナギは普段、クジラの死骸の中などで暮らしているんだけど、
死骸の中は当然酸欠状態。
それでもヌタウナギが生きているのは体内の脂肪分を変換して
心臓を動かしていると考えられるんだって。
しかもその心臓を3つももっている。
そのうえ、体内の血液の場所を変え、
粘土を細くするように部分的に体の太さを変えることができるそうです。
そうする事で自分の本来の太さより細い所を出入りできるって訳です。
あ。ヌタウナギは、自分の鼻に粘液が詰まるとくしゃみすることもあるんだって。
まだまだ謎が多い生物、今後の研究も大変興味がわきます。