植物は花粉を運ぶのに様々な方法を使う。
なかでもこのハンマーオーキッド(学名ドラカエア グリプトドン)はなかなかの力技。
この植物の唇弁の形が「コツバチ」
というハチのメスにそっくり、
フェロモンまで出すそうです。
コツバチのオスは「おお、メスっ子だぁ~」
と喜んで唇弁に抱きつくと、
凄まじい勢いでハンマーオーキッドの唇弁が逆さまになる。
ちょうどネズミ取りのバネの仕掛けみたいな感じです。
叩きつけられたコツバチはハンマーオーキッドの花粉をたっぷり身体に浴びる事になります。
「うう、ひどい目にあった・・・」
と飛び立ったコツバチは花粉を媒介してくれるんだって。