ハネオツパイ

ハネオツパイ

声に出して呼びたい動物「ハネオツパイ」
哺乳類最強の酒豪なのだ。

一見、期待アレをしちゃう名前だけど「羽みたいな尾っぽのツパイ」意味だからね。
ツパイはリスみたいだけど全然関係ない、原始の霊長類に近い小型哺乳類。

ハネオツパイが生息しているマレーシアの森では天然のヤシのお酒が存在するんだって。
ブルタムというヤシの花の蜜は、アルコール度数は3.8%という自然界屈指のお酒。
度数3.8%はだいたいビールと同じで。しかもこの花は一年中咲いている。

ツパイはそれを毎晩飲み続け、しかもそれ以外は食さないそうです。
飲む量もから計算すると、人間換算でビール7本くらいは飲んでいるらしいですね。

しかし、そんなに飲んでも全く酔わないハネオツパイ。

研究の結果、ハネオツパイはアルコールを独自の方法で代謝することができるんだって。
なんでもアルコール分解の際の「アセトアルデヒド」に経由せず、分解できるらしい。

人間が酒を作り始めるはるか前に、飲酒を始めたハネオツパイ。
我々霊長類に酒好きが多いのも何かしら関係があるのかもしれないですね。



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