タテガミネズミ

タテガミネズミ

武器を使うのは人間だけではない。
「タテガミネズミ」

東アフリカに生えている「アコカンテラ属」という植物は
ウアバインという猛毒が含まれているそうです。
そのため、大昔から矢や槍、罠などに塗って強力な武器としてきたんだって。
その毒の威力は凄まじくアフリカゾウですら一撃で倒す程。

この強力な毒を使うのは人間だけではなかった!
同地に住む、このげっ歯類はアコカンテラを噛み砕き、
糊のようになった唾液を自分の毛に塗るそうです。

毛はスポンジのように微細な穴が空いてて、
効率よく毒液を染み込ますことができる仕組みになっている。

そして、毒の塗った毛は使用しない時は他の毛の中に収納するそうです。

敵に襲われた際、「ここを噛め!」と言わんばかりに毒の毛を逆立てるんだって。

こんな強力な毒を口に含んだ場合、普通の生物なら即死。
なのにタテガミネズミは平然としている。
一説にはタテガミネズミの唾液が何らかの化学変化をおこし、
タテガミネズミだけ無害にしていると考えられている。



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