ガマアンコウ

ガマアンコウ
Toadfish

海中に住んでいる生物は静かな物と思いがちだけど、実は意外と騒々しい。
クジラやイルカの鳴き声は相当遠くまでも届くし、
テッポウエビのハサミの音もかなりの騒音だったりする。

そして、このガマアンコウの一部の種も騒々しい。

80年代、アメリカのハウスボートで謎の不快音が頻発し、
住民の安眠妨害になっていたんだって。

「どこの誰の仕業だ!」と社会問題になったそうですが、
音の正体はこのガマアンコウ。

ガマアンコウは求愛の為に「浮袋の筋肉」を超高速で振動させ、
ブーンというハム音を発生させるんだって。

第2次大戦中の造船等の環境汚染でガマアンコウは激減してたそうです。
そして現代、環境が回復しガマアンコウは海に戻ってきたけど。
けれど、そんな音を出す魚の存在はみんな忘れてたって話。

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